「僕らの記憶展」ありがとうございました!
先日、私にとって人生初の写真展「僕らの記憶展」が終了しました。
ご来場くださいました皆様、ありがとうございました!
展示が終わってTwitterで一言、「ありがとうございましたー!」って呟いて、
さらっとカッコよく済まそう🥳と思っていたのだけど。
展示を通して発見したこと、私の頭の中を駆け巡ったこと、
みんなに伝えたいことがありすぎて溢れ出したので、ここに綴りたいと思います!
さかのぼること昨年の秋。
シャッタースピードも、絞りの意味も、何も知らずに始めたカメラ。
それからたったの一年で、初めての写真展出展を経験しました📸
なんとなく始めたはずだったのに。
気付いた時には写真を撮ることが大好きで、どうしようもなくて。
マイペースに撮影した写真をSNSに載せていたところ、
カメラマンさんに「一緒に展示をやらないか」って誘ってもらいました。
だけど、展示の知識なんて何もなくて、分からなかった。
分からないことが多すぎて、何が分からないのかすら分からなかった。
威勢よく「展示します!」なんて返事したのはいいけれど、
その日から始まった展示の準備期間、開催期間、
そして、展示が終了する瞬間までずっと不安の連続だった。
まず「何を展示するか」で悩んだ。本当にめちゃくちゃ悩みました。
展示ってなんだ?
何のためにするんだ?
良い写真はどうしたら撮れるんだ?
そもそも”良い写真”ってなんだ?
私が撮っている写真は何だ?
そもそも何のために撮っているんだ?
……とまで考えた。
でもまあ、私は自分の写真が好きなので、
正直、自分の写真はどれを展示しても良いと思った。笑
だからこそ迷ったのかもしれない。笑
それでいっぱいいっぱい考えて、
展示したい写真、それを通して伝えたいことがあることに気付いた。
カメラを始めてちょうど一年。
どうしてカメラを始めたんだっけ?っていうのを思い返してみた。
私は、旅行が好きだった。
新型コロナウイルスの流行以前は、年に何度も国内外問わずいろいろな場所を旅行した。
旅行するために勉強も仕事も頑張ったし、貯金もした。
でも突然、なんだかよくわからないウイルスが流行り始めた。
結局、流行直前に訪れた韓国を最後に、旅行の機会を奪われてしまった。
イタリア、フランス、タイ、フィリピン……
これから行きたいと思っていた場所。どこにも行けなくなってしまった。
大学もオンライン授業になって、大好きな友達にも会えなくなってしまった。
毎日のように楽しんでいたカフェ巡りもできなくなった。
会えない!行けない!できない!ないないない!!!
「ない」ことばっかりの毎日はとても退屈で、窮屈だった。
ある時、時間を持て余した私は、何か近場でもできることをしよう!と思った。
そこで旅行に行くために貯金していたお金を使って、カメラを買ってみることにした。
カメラの設定なんて何も分からなかったけど、なんとなく楽しかった。
ちょっとずつ操作を覚えてくると、もっと楽しくなった。
いつどこに行く時もカメラが手放せなくなった。
カメラを持たずに出かけると不安になった。
なんとなく始めたカメラにいつの間にかハマった。
私は「できない!」ことばかりの中で、
「できる!」ことを見つけた!
カメラを始めたことで、新しい友達ができたり、足を運びたいと思える場所が増えたり。
行動がアクティブになって、毎日が楽しくなった!
それをみんなにも伝えたくなった。
だから私の展示テーマは、
「この時代だからできたこと」
カメラを買った当初は、自宅からアクセスしやすい浅草でスナップを練習していた。
元旦から浅草に出たこともあった。私にとって思い入れのある場所。
浅草はたくさんの訪日外国人や修学旅行生でにぎわう観光地。
でも、新型コロナウイルスが流行してからの浅草は閑散としていた。
今しか撮れない写真がある!
私はそれを確実に写真に残したいと思った。
浅草に前泊して早朝4時から仲見世通りで待機した。
でも、9月の朝4時って真っ暗。しかもめちゃくちゃ寒い。
結局、日の出まで2時間くらい待った(事前に調べましょう)
その後もなんだかんだ(割愛)あったけど、とりあえずは満足のいく写真が撮れた。
気づいたら展示当日になって、
気づいたら展示最終日になっていた。
終わってみれば、3日間で300人以上の方が来場してくれたらしい。
すごい!
すごい!
すごいぞー!
本当にいろいろな人が来てくれた。正直、こんなにも来てもらえるとは思っていなかった。
きっかけがないと会えていなかったであろう人達にも、たくさん会えた。
久しぶりに再会した大学の友達。
数年前に一度だけ会ってから、しばらく会えてなかったカメラマンさんやモデル仲間。
会ったことはあったけど、ゆっくりと話したことがなかった顔見知り。
展示をきっかけに、会えた人がたくさんいた。
本当に楽しくて、嬉しくて、幸せな時間だった。
私は毎日、SNSにも何かしらの写真を投稿している。
いいねがつく。
たまにコメントもつく。
でも。いつ、どこで、どうして、どんな気持ちでその瞬間にシャッターを切って、
なぜその写真を投稿したかなんて、聞いてもらえることはまずない。
SNSを通して写真を見てもらうという行為は一方通行で、
自分だけの世界で完結していると思う。
それが展示になると、撮った人と見る人が同じ空間にいて、想いを共有できる。
インタラクティブ(双方向性)っていうらしい。
(私が展示してよかったあああ!と振り返っていたら教えてもらった言葉)
私の写真に対する気持ちや、その写真を撮った背景について語るのを聞いてもらえたり、
感想を直接もらえたことが何よりも嬉しかった。
自分では気付けなかったことに、気付くこともたくさんあった。
でもね、こんなに長々とお話しちゃって結局何が言いたかったのかっていうと。
本当に、展示してよかった!
展示を見に来てくれたみんな、ありがとう!
当日来れなくても興味を持ってくれたみんな、ありがとう!
展示を御一緒してくれたカメラマンのみんな、ありがとう!
写真展を主催してくれたまっはーさん、ありがとう!
そして最後までこの文書を読んでくれたみんな、ありがとう!
次回は11月30日から渋谷のギャラリー・ルデコにて、
ポートレート写真展「ゆるポ展」に出展させていただきます。
こちらもよかったら来てくださいね!
これからも写真、
全力で楽しむぞ!!
おわり
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